スマートフォンで編集するアクションカム動画の話 [┣ ハンディカム & アクションカム]
先週末の土曜日はVEGAS Proを使った動画編集のセミナーと、デジタル一眼カメラ"α"を使ったS-Log素材の簡単なカラーグレーディングの仕方についてのセミナーを開催しました。ご興味をお持ちの方が多いようで久々に?盛況なセミナーになりました。
やはり4K動画編集にはパワーのあるVAIOが必要だよね、という話に落ち着くのですが、今回は逆に超お手軽にスマートフォンで動画編集をしちゃおう!というお話です。
私も知らなかったんですが、今時のアクションカムはスマートフォンだけで編集ができちゃうんです。実際に試してみました。
こんにちは、店員佐藤です。
毎週日曜日と月曜日に定休日をいただいています。今日は天気も良いし気温も15度くらいまであがる、ということで久々のサイクリング日和かな?ということで、日の出とともに自宅を出発して9時には40km先の新木場に到着しているというアクティブな朝を送っていました。
午後からは北風になって気温も下がるということなので、北風になる前にここから一気に熊谷まで北上し、帰りは北風に押してもらって帰ってきて自己最長ロングライドをしよう!というつもりだったのですが。。
朝の10時には風向きが変わってしまい、南風を受けながら北上するはずが、超逆風状態でのサイクリングになってしまいました。おそらく街中だとたいした風ではなかったと思うのですが遮蔽物がなにもない河川敷だと、吹き流しもこの通り。ここはカーブをしているところなので横風に見えますが、この風にモロに向かってサイクリングしてきました。
北風なんかに負けないぞ!と、口にはするものの、全然歯が立たず、今日は予定の半分くらいの距離で終了。ヘトヘトになって自宅まで帰るのがやっとでした。
でも、ちゃんと撮れ高はあります。アクションカムのネタを作ってきました。
さて、まずは撮影についてなんですが、先日レポートした速攻折りたたみ三脚「ZIP SHOT MINI」を今日はアクションカムで使ってきました。
当店blog 17.1.22「折りたたみ軽量三脚 タムラック『ZIP SHOT MINI』」
アクションカムのサイクリングムービーというと、バイクに装着して走行しているときの風景を撮影するのが主になりますが、今回はそうではなく自分がサイクリングしている姿を自撮りしよう、という作戦。
普通に考えたら自転車を降りて三脚をセットしてカメラをセッティングして録画ボタンを押して、そこから自転車に乗ってカメラに写って、そして戻ってきてカメラを止めて、カメラと三脚を撤収して、という流れになります。
アクションカムでも同様なんですが「ZIP SHOT MINI」を使うことで三脚のセッティングと撤収は30秒で済ませられます。アクションカムも最初から三脚にセットしておくことで手間と時間をかけないようにするのと、画角もアクションカム付属のライブビューリモコンを使うことで時間をかけずに行います。
慣れてくると撮影を含めて全行程を2分で行うことができるようになりました。その様子がこちら。
時間を見てみてください。本当にこれ、2分で撤収しています。このときはちょっと画角の設定に時間をかけてしまっているので、他のシーンでは2分かかっていないと思います。
これくらいだったら、それほどサイクリングの流れを止めずに撮影をすることが可能。景色の良さそうなところを探しながらのサイクリングになります。
さて、ここからが本題になるのですが、こうして撮影したアクションカムの動画ですが、PCでの編集となると自宅に帰るまでムービー作品は完成しません。これを旅の途中でFacebookに投稿したりできないかなぁ、というのが今日のテーマ。
できるんです。
自宅から40km先の新木場まで行き、逆風の中20km進んで到着した「みはらし茶屋」さんで今日はランチ。990円のカレーハンバーグをいただいてきました。
オーダーしたカレーハンバーグが出てくるまでの間に、ここまでで撮影したZIP SHOT三脚でのアクションカムムービーを編集してFacebookにアップロードするのがミッションです。
割と簡単にできます。
利用するのはPlayMemories mobileです。NFCを使ってWi-Fiで"α"やサイバーショットから写真を転送するのに使うアプリ、あれをアクションカムで使います。(スクリーンショットが使えないようなので写真でご案内します。)
アクションカムで接続して設定を呼び出すと「ハイライトムービーメーカー」というのがあるので、これを使います。
指示に従って進んで行くと、アクションカムで撮影した動画が一覧で表示され、どれを編集に使うかを指定します。撮影に失敗したシーンは外して、動画編集に使いたいシーンをピックアップ。
ちなみに素材には「MP4」「XAVC S HD」が使えるだけで「XAVC S 4K」は利用ができません。なんだ、せっかくの4K対応「FDR-X3000」なのに最高画質では撮れないとは。。。ま、お手軽編集がコンセプトなので4Kは諦めて今回は全部HD画質での撮影です。
ここでは14のシーンを選びます。
ハイライト設定を選ぶと完成ムービーの長さやBGM、オープニングとエンディングにアクションカムのロゴを入れるかどうか、BGMと収録音声のバランスなどを設定できます。
撮影した素材の長さが足りないのに長時間の動画作品にしようとするとエラーがでます。最初は30秒とか1分の動画を作るとよいと思います。
BGMは8つのテーマがあらかじめ入っているのですが、自分でMP3ファイルを用意しPCからあらかじめ転送をしておくと好きな音楽で作ることができます。PlayMemories Homeに搭載されている「Music Transfer」というソフトウェアを使います。私も昨夜、曲を転送しておいたので、それを使ってみます。
あとはこれで動画を保存して書き出すだけです。実は編集はアクションカムの中で行っていて、完成作品もアクションカムの中に出来上がります。書き出しが終わったらスマートフォン本体にコピーをすることでFacebookに投稿することも可能。
今回、ハイライトムービーメーカーで作成したものがこちらになります。
自動編集にしてはかなりまともだと思いません? 微妙に使ってもらいたいシーンがずれているところもあるんですが、なかなかの精度だと思います。
自動でここまで編集してくれるならOKじゃないですか? 完成品は720Pか1080Pでの書き出しになるのですがスマートフォンでその場で見るだけなら720Pでも充分ですね。
ただ、もうちょっと本格的に、しっかりと自分の思い通りに編集することもできないと。。。という場合も大丈夫です。「Action Cam App」というアプリを使います。
こちらは自動編集機能ではなく手動編集機能が搭載された編集アプリです。スマートフォンで動画編集なんてできるの?というところですが、できました。
ただ、こちらのアプリはアクションカムの中のファイルを編集するのではなく、スマートフォン側に撮影した動画ファイルをコピーして、スマートフォンの中で編集をします。内蔵メモリーに空きがないと編集はちょっと厳しい事になります。
ここでは取り込みたいシーンを選んでスマートフォンにコピーしたあと、動画編集をするところから説明します。
これが動画のタイムラインです。選択したシーンを順番にならべて、BGMを自分の好きな曲で選んで大体の流れを作ります。
その後は各シーンの切り出したいシーンだけを選んでA-Bカットしていきます。編集で行うのはこれだけ。
あとは全部を書き出すのみです。
なるほど、必要最低限の機能だけしかありませんが、本当にスマートフォンだけで完結する編集ができるんですね。完成した動画はこちらです。
先ほどのハイライトムービーメーカーと違って、使いたいシーンは100%選択できています。あ、ここが写ってたらいいのに!と言うシーンはひとつもないと思います。
サイクリングムービーを作るなら断然こっちですね。
ひとつひとつのシーンを選ばなくてはいけないという手間がかかりますが、10シーンくらいからの選択であればそんなにたいした労力ではないのと、あとは撮影時にできるだけ無駄な撮影をしないことが使いこなしのコツかもしれません。
アクションカム+ライブビューリモコンなら、リモートで撮影のスタート、ストップができるので、実はほとんど無駄なシーンがなかったりするんです。
これはサイクリングムービーの決定版かも。
蛇足ながら「タイムラプス編集」の機能もあったので試してみました。20分くらいの食事時間にレストランの外の景色をアクションカムで撮影し、1300枚くらいの写真を撮っておきました。さすがにこれをWi-Fiで全部転送すると大変なことになるので、スマートフォンとアクションカムのmicroSDカードを入れ替えることで読み込みます。
SDカードの方にドバッと大量のタイムラプス静止画が収納されています。これを読み込んで編集しようとしたら。。。
うわ、SDカードの中にあるままでは編集できないんですって。一度、全てをスマートフォンの内蔵メモリーに移すらしいんですが、これはたまりませんね。さすがにいつもガラガラの私のXperia XZの32GBメモリーもパンパンにされました。
その後、720P、1080PのMP4動画を書き出すことができます。スマートフォンで再生出来るMP4動画なので、これもFacebookなどにアップロードして公開することができますが、さすがにちょっとこれはハードルが高いですね。
それでも風光明媚なところであればやってみたいかなぁ。PCがなくてもタイムラプス動画を生成することができるというのはかなり魅力でもあります。うん、いつか旅行に行ったときにやりたくなるかもしれませんので、これは覚えておこうと思います。
以上、スマートフォンで行うアクションカム動画の編集でした。FDR-X3000の4K動画は扱えませんがハイビジョンモデルの「HDR-AS300」をお持ちの方は是非、お試しになってみてください。
事前に練習しなくてもぶっつけ本番でも使えるアプリです。アプリのインストールだけ先にしておきましょう♪
アクションカム ライブビューリモコンキット HDR-AS300R | |
ストア価格:54,880 円+税 | |
ソニーストア長期保証選択 ・5年ワイド:6,000円+税 ・3年ワイド:3,000円+税 ・5年ベーシック:3,000円+税 ・3年ベーシック:無償 | |
メーカー商品情報ページはこちら 製品サポートページはこちら | |
![]() | |
発売日:2016年6月24日 | |
ソニーストア購入特典: 送料無料 提携カード決済で3%オフ 3年ベーシック保証無償 おすすめアクセサリーセット(~8/1) | |
テックスタッフ店頭購入特典: 長期保証半額クーポン 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 サマーフェア店頭購入特典 |
アクションカム HDR-AS300 | |
ストア価格:39,880 円+税 | |
ソニーストア長期保証選択 ・5年ワイド:4,000円+税 ・3年ワイド:2,000円+税 ・5年ベーシック:2,000円+税 ・3年ベーシック:無償 | |
メーカー商品情報ページはこちら 製品サポートページはこちら | |
![]() | |
発売日:2016年6月24日 | |
ソニーストア購入特典: 送料無料 提携カード決済で3%オフ 3年ベーシック保証無償 おすすめアクセサリーセット(~8/1) | |
テックスタッフ店頭購入特典: 長期保証半額クーポン 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 サマーフェア店頭購入特典 |
フィンガーグリップ AKA-FGP1 | |
ストア価格:2,880 円+税 | |
メーカー商品情報ページはこちら 製品サポートページはこちら | |
![]() | |
発売日:2016年6月24日 | |
ソニーストア購入特典: 送料無料 提携カード決済で3%オフ | |
テックスタッフ店頭購入特典: 長期保証半額クーポン 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 サマーフェア店頭購入特典 |
MCプロテクター AKA-MCP1 | |
ストア価格:3,880 円+税 | |
メーカー商品情報ページはこちら 製品サポートページはこちら | |
![]() | |
発売日:2016年6月24日 | |
ソニーストア購入特典: 送料無料 提携カード決済で3%オフ | |
テックスタッフ店頭購入特典: 長期保証半額クーポン 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 サマーフェア店頭購入特典 |
☆当店blog 16.8.22「FDR-X3000で森林公園サイクリング」
☆当店blog 16.8.1「アクションカムでちょいログ『夕立タイムラプス』」
☆当店blog 16.7.15「チームで参加!『tour de Action Cam』」
☆当店blog 16.7.11「アクションカムで撮ってきた燧ヶ岳登山」
☆当店blog 16.7.5「ロードバイクとアクションカム 森林公園と子ブタの旅」
☆当店blog 16.7.1「4Kアクションカム『FDR-X3000』の画角の話、他」
☆当店blog 16.6.28「PlayMemories Home 編集機能大幅パワーアップ!」
☆当店blog 16.6.26「アクションカム『HDR-AS300』で撮るオートバイ動画」
☆当店blog 16.6.23「4Kアクションカム『FDR-X3000』開梱レポート」
☆当店blog 16.6.20「空間光学手ぶれ補正搭載新型アクションカム『FDR-X3000R』『HDR-AS300R』発表」
コメント 0