"α7s"で高尾山のムササビを探しに行ってきました:ソニーショップ★テックスタッフ:So-netブログ
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"α7s"で高尾山のムササビを探しに行ってきました [┣ デジタル一眼“α”]

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昨日からショップルート向けの出荷が始まっている新型デジタル一眼カメラ"α7s"ですが、早速、本体が来たらやってみたかった高尾山のムササビ撮影に行ってきました。

結果から先に言うんですが、私はムササビ観察は初めてなんです。結果的にムササビを撮影することはできなかったんですが、一晩、実機を持ち歩いたことでいろいろわかるところもありました。

個人的に気になっていた部分を早速テストです。

 

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開梱レポートは昨日お届けしたとおりです。レポートを書き上げて、その20分後にはお店を出て電車に乗って高尾山を目指しています。

持って行ったレンズはこちらのSEL70200Gと、SEL2470Zです。

当店には他にSAL70400G2というAマウントの白いGレンズがあるんですが、そちらを持つと他のレンズを持って行く気が失せるほどの重量感を感じるんですが、SEL70200Gはサイズ的にはAマウントのSAL70300Gとほぼ同じくらい。これだと予備のレンズも持って行く気にさせてくれます。

この2本が"α7s"の当面のお供レンズになりますかね。

 

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新橋を16時過ぎに出発して18時前におなじみ高尾山口駅に到着。早朝でもないのに平日夕方の高尾山の人気のなさと言ったら。。。

やっているお店、全然ありませんでした。駅前の売店まで全部お休み。

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かろうじてケーブルカー駅の前のお土産屋さんだけ1件営業中。これから山に入るので、なにかお腹に入れるものを探していたんですが、仕方なく、ここでお土産用のおまんじゅうを入手。

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ケーブルカーもすでに運行が終了していました。予想はしていましたので、ここからケーブルカーの山頂駅まで徒歩で歩きます。ま、そんなに距離があるわけでもなく、歩いても40分くらいなんです。マジメにさっさと歩けば30分くらいかな。

今週末から名物の「ビアマウント」が営業を開始します。ビアマウントの営業が始まるとそれにあわせてケーブルカーも延長営業するので、これからの季節ならここからケーブルカーの利用ができます。

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薬王院を目指してテクテク歩いて行きます。途中の売店もすべて営業終了。たまに人とすれ違いますが、皆さん、当然ながらこれから帰るところ。

誰もいない山に入っていくのって、なんか気持ちイイんです。ワクワクしてきます。

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薬王院に着いたら、そのまま直進してお坊さんが住んでいる本坊の方へ向かいます。

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奥に行くと「寺務所」があり、ムササビ観察をする場合はここで届けを出すことになっています。入口のところにブザーがついているので、これでお坊さんを呼んで用紙に記入をします。

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申込用紙の半券をおさめて、注意書きをもらうので、これに従って行動します。たき火をしないとか、テントは張らないとか、ゴミは持ち帰るとか当たり前の事が書かれているんですが、ムササビを直接ライトで照らすときは赤いセロハンを使う様にとか、強力なライトで建物の窓を照らさない、などの独特のルールも書かれていました。

赤いセロハンを持ってきていませんので、今日はマグライトの使用は控えて、明かりの弱いLEDヘッドランプだけを使います。

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ムササビの観察場所ですが、本堂の下にある売店が並んでいたりする広場がスポット。「高尾山 ムササビ 観察」等でWEB検索するといろいろな情報が出てくるので、これを参考に私も初めてのムササビ観察に挑戦。

ムササビの行動が盛んになるのは日没から30~1時間半ほどとのこと。この日は19時が日没時間なので19時半~21時がムササビの観察に適した時間となります。

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観察場所はこんなところ。右手奥に高い木が見えますがここからこちら側に向かって滑空することがあるとのこと。

滑空するところを撮影するのは難しいでしょうけど、その前の飛ぶ前のムササビの姿が見られたらいいなぁ。

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"α7s"の高感度撮影に頼るなら手持ちでも良いのですが、ムササビ探しを最初にしないといけません。一応、三脚を持ってきているので三脚に設置してムササビ探しをします。

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すでに日没時間を過ぎています。空はまだ明るいんですが見上げるとほとんど逆光で肉眼では木は陰にしか見えません。

あらら、まずいですね。ここでスポットライトなしでムササビ探しをするんです。望遠鏡がないとこれは無理ですよ。

まずはムササビの巣を探す必要があるんですが、ここで役に立つのが"α7s"です。ISO感度を上げてファインダーを覗くとかなりの明るさで被写体を見ることができます。空がやけに明るく見えるかもしれませんが、これ、肉眼以上の明るさになっているんです。

ファインダーを覗きながら巣を探している様子がこちら。ついでなので動画撮影しておいたんです。

木の幹をなめるようにして見ていくんですが、木に節みたいな穴みたいなものが見つかりました。

どうもこういうのがムササビの巣らしいんです。ここを見ているとムササビが顔を出してくれたりするんじゃないかな?という期待を込めて、ここを中心に観察。

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あたりは日が沈んでからドンドン暗くなってきます。これくらいの明るさのところで撮影したのがこちらです。

ISO 3200から1段分ずつ感度を上げていき、ISO409600まで試してみました。ISO3200ではシャッター速度が8秒にもなり、また風が吹いているモノで木もカメラもぶれるんです。ピントをはずしてしまったものもあるんですが、それぞれのISO感度でのノイズの様子は下記の通り。

(撮影はプログラムオートで、超解像ズーム2倍を使っています。ISO感度だけコントロールしてあとはフルオートで撮影しました。)

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"α7s"+SEL70200G F4.0 8秒 ISO3200 +1.0EV 

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"α7s"+SEL70200G F4.0 5秒 ISO6400 +1.0EV

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"α7s"+SEL70200G F4.0 2.5秒 ISO12800 +1.0EV 

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"α7s"+SEL70200G F4.0 1.6秒 ISO25600 +1.0EV 

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"α7s"+SEL70200G F4.0 1/1.3秒 ISO51200 +1.0EV 

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"α7s"+SEL70200G F4.0 1/2.5秒 ISO102400 +1.0EV 

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"α7s"+SEL70200G F4.0 1/5秒 ISO204800 +1.0EV 

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"α7s"+SEL70200G F4.0 1/10秒 ISO409600 +1.0EV 

ISO3200でシャッター速度8秒あったものが1/10秒まで短くできるんです。桁違いの高感度カメラでISO409600の威力はすごい。。。と、同時にノイズもやはりそれなりに出ます。どこまで耐えられるか、ですが、上記の画像を見る限りノイズが急に増え始めるのは「ISO160000」くらいから。

ISO102400でもノイズはありますが、これでもシャッター速度8秒だったものが1/2.5秒まで高速化されているんです。恩恵もでかい。

なるほど、こんなに映るですか。ISO AUTOの設定は1/102400でもいいかな。

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AFも暗いところでよく合います。通常のデジタル一眼が0EVまで。2.5LUXというろうそくの光に照らされた被写体が限界らしいんですが、"α7s"では-4EV、0.2LUXの明るさでもAFが合うとのこと。薄明かりの月夜くらいの明るさとのことですが、それって具体的にどれくらいのものなんだろう?というところ。

まったく光のない状態ではさすがに無理で、上記の明るさくらいであれば問題なしなんですが、下記の暗さまで行くと木が月陰になっているので合いませんでした。

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ただ、ここからの距離でも持ち込んでいるLEDヘッドランプの明かりがあれば、それでAFが使えるんです。

ISO102400に設定して、動画撮影をしながらヘッドランプの光を遮ったりしているのが次のシーン。

被写体までは数十mは離れていて、単3電池3本のLEDランプだけでこの明るさを実現してくれるんです。

野生動物の撮影とかで、本格的なライトなどは必要なく、ポケットサイズのLEDライトがあれば、それだけの光で撮影が可能。ISO409600の世界ってすごいです。

1時間ほど粘ってみてムササビを見つけることができなかったので、この日はあきらめました。動物が活動している気配が感じられなかったんですが、ここにはいないのかなぁ。

 

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あとは帰り道に暗くなった境内のスナップを撮りながら帰ります。日が落ちてもケーブルカー駅までは電灯があるので、わずかな光があればこれくらいの写真は普通に手持ちスナップで撮影していけます。

写真作品として綺麗に撮影するなら、やはりISO感度を落として三脚を使って長時間露光をすることになるんですが、肉眼で見るとほんのりとした明かりしか見えないモノが、こんな状態でスナップで撮れるわけです。ほとんど暗視カメラです。

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真っ暗な山道を歩いているとたまにガサガサッという音が聞こえてきます。タヌキやハクビシンなどの野生動物が活動をしているんだと思います。道を横断していくタヌキなども見かけたんですが、一度森に入ってしまうとさすがにその姿は見えませんでした。

何かしら1匹くらい野生動物を撮りたかったんですが、ぶっつけ本番だとこんなこともあります。これがロケハンです。 

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"α7s"+SEL70200G F4.0 1/40秒 ISO102400 

これは男坂の階段を上から見たところ。ノイズっぽくはありますが、ここまでは写真として使っても不自然ではないですよね。ISO16000以上を使うと飛躍的にノイズが増えてくるので、これ以上感度をあげるときは緊急事態って感じ。

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"α7s"+SEL70200G F4.0 1/125秒 ISO102400 

これは圏央道と中央道のジャンクションです。山の真ん中突然あるジャンクションで、これなら全然手持ちで撮れます。ISOはオートにしているんですが装着しているレンズが望遠レンズで焦点距離を200mmで使っているのでシャッター速度を1/200まで稼ごうとしてそこまではISO感度を優先的に上げていくみたいなんです。

動画撮影の際は30pの場合、シャッタースピードが1/30までしか遅く出来ないため、こういうシーンでの高感度ISOは威力がありそう。 

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"α7s"+SEL70200G F4.0 1/160秒 ISO102400 -1.0EV

高感度センサーだと夜景が得意、より綺麗に撮れるってイメージですが、綺麗に撮るなら三脚を用意して低感度で長時間露出にて撮った方がよいんでしょうね。

ここで各種データで撮り比べをしようとしたんですが霞が出ているみたいなので、これもキャンセル。空気が澄んでいると東京タワーやスカイツリーなども一望できるんですが、これもまたチャンスがあるときに再挑戦です。

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ケーブルカー駅を過ぎると、電灯はひとつもなく完全な真っ暗闇になります。この間満月だったり多少曇っているくらいなので月明かりで歩けるかな?と、思っていたんですが山道は全て森の中。木陰になってわずかな月明かりも届きません。

私の目には真っ暗闇なんですが。。。

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"α7s"のISO409600を使うとこうして、そのわずかな明かりで写真は撮れます。さすがにここまで暗いとAFはだめですけどね。 

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"α7s"+SEL2470Z F4.0 1/60秒 ISO12800 焦点距離54mm

無事にケーブルカーの麓にある清滝駅まで生還してきました。レンズを付け替えてやや広角なレンズにしています。そうすると必要なシャッタースピードも遅くなるので、こうするとISO感度も12800まで低感度にしてくれます。

このくらいの感度だと完全に常用域です。まさに夜に強いカメラです。 

 

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"α7s"+SEL2470Z F4.0 1/60秒 ISO500 焦点距離35mm

あとは12Mサイズの写真ってどれくらいの解像度なの?というところですが、ここからは今朝撮ってきた写真です。

今日は4Kブラビアの早朝体験会があったため朝の5時すぎに自宅を出発しています。すでに日が昇っていますがまだ夜明け直後の時間。これでも"α7s"には十分な明るさになるわけで、普通にスナップ写真を撮ってきました。

12Mサイズで撮影した写真の画像サイズは4240×2832ドットサイズになります。 

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"α7s"+SEL2470Z F4.0 1/80秒 ISO2000 焦点距離70mm

明るいところで使えば普通のカメラ。撮ってきた写真を4Kブラビアに映し出してみましたが、解像感が低いという感じはしません。4Kブラビアで必要な画素数は約800万画素。

A3サイズよりも大きなサイズにプリントすると解像度が落ちるらしいのですが、普通にWEBやPCの画面上でだけ画像を扱うのであれば問題は無いレベル、とも言えます。

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"α7s"+SEL2470Z F4.0 1/80秒 ISO160 焦点距離70mm

"α7"の様に万人に受けるカメラではありませんが、暗所での撮影機会の多い方や、動画撮影を主体に考えられる方に良いのかも。

 

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そうそう、それとオールドレンズを利用する場合も"α7"シリーズの中で一番向いているのが"α7s"かもしれないという話でした。

センサーの画素数が1200万画素と少なく("α7"は2400万画素、"α7R"は3600万画素)なっているため1画素あたりの受光面積が一番広いのが"α7s"になります。

デジタルカメラの場合、直進してくる光しか受光できず、センサー周辺部の斜めに光線が入ってくる部分は光量が落ちやすくなるんですが、画素ピッチが広い分、"α7s"は周辺光量落ちがしにくいんだそうです。

それを検証しようと思ってオールドレンズのアダプターをつけてみようと思ったら、ここで問題が起こりました。原因はこれ。

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"α7s"は動画撮影などでより大口径のレンズを装着することを前提にしているため、マウント部の爪までメタル製になっているんです。写真左が"α7s"で写真右が"α7R"になります。レンズとの通信端子の前に爪があるんですが写真左はメタル製になっていて、右は黒い樹脂製になっているのがわかります。

どうやらこれにより精度が低いレンズマウントアダプターは装着ができないみたいなんです。

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日本のメーカーである三晃精機製のマウントアダプターは問題なく"α7s"に装着できるんですが、amazonで購入した海外製の激安マウントアダプターはうまくはまらないんです。

無理にはめるとどこかが当たっているみたいで回転できません。マウントのどこかが当たってしまっている様子。

うーん、"α7s"でオールドレンズを使うなら、ちゃんと精度の高いものを選んで購入しないと使えないみたいです。(私の持っている三晃精機のものはAPS-C時代のものなのでフルサイズでは使えないんです。残念。)

そんなわけでオールドレンズの実験はできませんでした。"α7s"でオールドレンズ遊びをされる方はマウントアダプターについてはちょっと注意してお使いください。 

 

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以上、"α7s"で撮るムササビ作戦でした。

また、時間を作ってムササビ観察に行ってきます。そのときは赤いセロファンも持って行くのと、撮影が終わったら「ビアマウント」に寄ってこなくちゃ! おつきあいしてくださる方を募集します!

 

 

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★ソニーストア デジタル一眼カメラ"α7s"のご案内はこちらから

☆当店blog 14.6.19「デジタル一眼カメラ『α7S』開梱レポート」 

☆当店blog 14.5.25「デジタル一眼“α7S”イベント展示レポート」 
☆当店blog 14.5.16「ISO409600の超高感度"α7s"発表」
 


☆当店blog 14.1.22「α7Rで撮る『三十槌の氷柱(みそつちのつらら)』」 
☆当店blog 13.12.3「デジタル一眼カメラ『α7』『α7R』比較研究」 
※α7本体を短期間だけですが使うことができました。当店店頭で比較のために使っていた写真作例を公開

☆当店blog 13.11.29「“α”レンズがお得に購入できる『αフォトライフサポート』」 

☆当店blog 13.11.19「α7シリーズ スペシャルカタログの話」 

☆当店blog 13.10.26「小澤忠恭氏の“α7”トークショーがYoutubeで公開」 
☆当店blog 13.10.20「映像作家・貫井氏が登壇 特別体験会2日目レポート」 
☆当店blog 13.10.19「New α 始動 特別体験会 イベントレポート」 

☆当店blog 13.10.18「新型“α7”シリーズ 商品コンセプトの話」 
※たまたま銀座ソニービルショールームで商品担当の方からお話を聞いたインタビューレポートです。必見です!

☆当店blog 13.10.17「α7R、α7 銀座ソニービルショールーム展示レポート」 
☆当店blog 13.10.16「誰も作らなかったカメラ、フルサイズミラーレス『α7』シリーズ発表&発売」 

 


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