デジタル一眼“α7S”イベント展示レポート:ソニーショップ★テックスタッフ:So-netブログ
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デジタル一眼“α7S”イベント展示レポート [┣ デジタル一眼“α”]

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銀座ソニービルショールームのα体験会イベントで初登場の高感度デジタル一眼カメラ”α7s”の実機を触らせてもらってきました。

新機能搭載しまくりでいろいろ不明な点があるモデルだったのですが、私なりに疑問点を全部教わってきていますので、実機レポートと合わせて紹介したいと思います。

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さて、今回のα体験会の会場ですが、全周囲暗幕が惹かれていて、いつもよりもまた一段と暗い会場になっていました。こういうところのイベントレポートにこそα7sがあれば良いのになぁ、とは思ってしまうんですが、さて、この一角にあるα7sの実機を触らせてもらいます。

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会場の一角に暗幕で区切った暗室が用意されていて、そこは月明かりだけが頼りのジャングルの奥地、というイメージになっていて、そこで命をかけてトラをα7sで撮影しよう、というシチュエーションになっています。

照明は暗さに慣れた目でやっと見えるくらいのものになっていて、その様子を紹介するのにはα7sを使わないと撮れない、というような状況。一応、持って行ったα6000のISO感動を最高の25600にしているんですが、それで上記の様な状況になっています。

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さて、そもそも「ISO感度」って何?というところですが、これは元々のフィルムで言うところのASA感度と呼ばれていたものです。基本はISO100で、撮影に必要な光量に合わせて絞り(光の量)とシャッタースピード(時間)が決定されます。日中の明るいシーンなら十分なシャッタースピードが稼げるんですが、暗所でシャッタースピードが遅くなりすぎてしまう場合に、フィルム時代にはASA感度の高いフィルムを使う、ということをしていました。デジタル自体になってからは設定一発で変更ができるので、そういう苦労はなくなっていますが、それでも感度設定はそのまま引き継がれています。

ISO100よりも2倍感度が高いのがISO200。4倍の感度がISO400で16倍高いとISO1600となり、それに合わせて同じ絞りならシャッタースピードは2倍、4倍、16倍のスピードで早くすることができます。

その代わりに感度が高くなるほどノイズが増えてザラザラした映像になってしまうため、条件が許す。。。たとえば夜景撮影などでシャッター速度を早くする必要が無いならISO感度は低くしたままシャッター速度を遅くするんですが、暗い場所でのスポーツ写真などではぶれを防ぐため、ノイズが増えても良いからシャッター速度を早くする、ということをします。

従来のソニーのデジタルカメラではISO12800とかISO25600くらいが上限だったんですが、α7sでは桁外れのISO 409600まで使えるモデルを作ってきたわけです。

サイバーショットRX100M2ではISO12800までは普通に使えるけどISO25600はマルチショットNRと組み合わせて、連写撮影をする条件でISO25600を実現、と言うことをしていましたがα7Sでは普通にISO409600を条件なしで設定可能。

ISO AUTO設定でもISO感度上限を409600で設定することが可能という、普通に使える感度としてISO409600を実現しています。

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ちょっと難しい話をテキストだけで続けてしまいましたが、実機で試してみます。まずはISO感度を100に設定して絞りは開放のF1.8で撮影してみました。シャッタースピードは13秒となっています。

さすがにこれは手持ちで撮影できるレベルではありません。三脚で撮影するレベル。というか、ここの暗さがこれでわかりますよね。シャッタースピードが13秒に設定されてしまうほどの暗さのブースなんです。

これはやり過ぎなのでは?というところですが。。。

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ISO 102400に設定したところシャッター速度は1/80まで速くなりました。焦点距離55mmなのでこれなら手ぶれしにくいシャッタースピードです。

というか、そもそも、この動物が生きているならこんなシャッター速度でも動体ぶれしてしまいそう。

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最高のISO感度409600にしてみました。シャッタースピードは1/320まで速くなっています。これならまずぶれることなく動物の写真が撮れるはず。

ISO409600はISO100の4096倍の高感度ということになりますが、計算をしてみましょうシャッタースピード1/320×4096=12.8。ね、ISO感度100の時のシャッター速度が13秒だったので大体計算があいます。

これが高感度ISOの威力なわけです。

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蛇足ながら、ISO感度AUTOにしてシャッターを切ったところISO 80000、シャッター速度1/60秒に設定されました。レンズの焦点距離を割り出して必要なシャッター速度に設定したら無駄にISO感度を上げないようにしてくれているみたいです。

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さて、続いてはその他のハードウェアを見てみます。外観はα7、α7Rシリーズと共通です。ボディの材質はα7よりもα7Rの方がメタルパーツが多用されているということでしたが、α7sもR同様にメタルパーツを多用している仕様になっているそうです。

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ユニークなのがこちらの「サイレント撮影」機能です。電子シャッターで撮影することにより幕を使わず、シャッターを切ることが可能。試して見ると本当に無音でシャッターを切ることができます。

サイバーショット(RX1を除く)だとシャッター音を電子音で鳴らしており、メニューから電子音を切りにしてしまうとシャッターを切った際にも音がしなくなりますが、それでもよく聞くと「チッ」というシャッター幕が切れている音がします。

α7sのサイレント撮影はその「チッ」という音すらなく、完全に無音。本当に撮影したの?と、不安に思うくらいの動作になります。

演奏会などでシャッター音を出せない状況での撮影をされる方もいらっしゃると思いますが、これはもってこいです。野生動物の撮影などにもこれなら気づかれることなくシャッターが切れるかも。

※サイレント撮影モードの際はP/A/S/M以外のモードでは利用ができません。またサイレント撮影モードの際は以下の機能が利用できなくなります。フラッシュ撮影、オートHDR、ピクチャーエフェクト、ピクチャープロファイル、長時間NR、電子先幕シャッター、プレミアムオート画像抽出、バルブ撮影、マルチショットNR。またホワイトバランスがカスタムセットの場合はサイレント撮影機能を入にしてもシャッター音が鳴るそうです。

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撮影できる画像サイズですが3:2画角の場合で上記のサイズになります。α7Rなどを使っているとLサイズが36MでSサイズが9Mサイズなんですがα7sではLサイズでも12M。

超多画素センサー全盛期な今、12Mサイズと聞くと不安になってしまいそうですが、馬場先生いわく12MサイズあればA3サイズのプリントも問題なしとのこと。4Kテレビでも必要な画素数は8Mサイズなので、高精細写真を特に求めるのでなければ12Mサイズでも問題はないのではないかと。。。いう、考え方もできます。

撮影した写真の使用用途に寄るんですが、α7Rの超高精細写真も威力を発揮するシーンはありますが、FacebookだったりTwitterに投稿する写真であれば明らかにオーバースペックです。日常撮影であれば12MサイズでもOK。

ちなみにα7sって普通の明るさのところでも撮影はできるの?という事を聞かれる場合があったんですが、このカメラは暗所専用カメラではありません。暗所でも威力を発揮するデジタル一眼なんです。

明るいところでの撮影も普通のカメラとして使えますのでご安心を。

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メニュー画面を見ていて気になるのがこちらの「ピクチャープロファイル」です。今までのαにはなかった項目になりますが、これは一体、何をするためのものなんでしょうか?

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これは撮影する画像の発色や階調についての設定をする機能。静止画ではあまり使われることはないそうで、主に動画撮影用の設定項目になるそうです。ガンマという明暗のカーブやカラーモード、彩度などの設定を細かく行うことができて、本来は撮影した動画をポストプロダクション(編集所)で行う加工や設定を撮影時にあらかじめ決めてしまうことができるんだそうです。

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彩度の項目を見ると+32までありますが、これはいつも我々が使っているホワイトバランスやピクチャーエフェクトの彩度±3とかとは違う尺度のもので、彩度があのノリで+32まで設定できるわけではないそうです。

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ガンマのところには「S-Log2」というプレスリリースでもやたらアピールされていた設定値が用意されていますが、これを使って撮影すると広い階調の写真が撮れるんですが、それを普通の色域で見た場合、コントラストのない眠い画になってしまいそう。これらの設定値は切れ目無く広い帯域の信号を記録しておいて、あとで編集を行うことを前提にして使う設定項目となるそうです。

動画のプロフェッショナルな現場での利用やハイアマチュアの動画撮影の方以外はあまり使われることは無い機能とも言えるんですが、このアタリから勉強していくと映像のプロフェッショナル機材の利用ができるようになるかも!?

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その他、変更点としてはマウントの強化などもあるそうです。見た目にはほぼ変わりはないんですが、よく見ると爪の部分が金属製になっています。

動画撮影のためのレンズだと重量級のレンズを装着するケースが多いことからより、高い耐久性を持たせるために仕様を変更したそうです。

そして最後に、4K撮影について。

α7sは4K動画撮影に対応したカメラ、ということになっていますが本体だけでは4K動画記録はできず、HDMIから4K信号を出力するだけ、となっています。まぁ、確かに4Kハンディカムもまだ昨年秋に出てきたばかりですし、専用の4Kチップを搭載しているとかいう話があるくらいなので、それがいきなりデジタル一眼カメラ”α”にまんま搭載されるのは難しいよなぁ、とは誰しも思うところ。

で、その出力した4K信号を記録する外付けレコーダーが必要とのことですが、どんなものがあるんでしょう?

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うかがったところ、現時点ではα7sに使えるポータブルの4Kレコーダーはないんだそうです。唯一、製品化されているものはあるんですが、それはAC電源で駆動するレコーダーになるそうで実用的なものではないらしいんです。

そしてこの秋に発売予定ということで「Atomos」というメーカーの「Shogun」というレコーダーが対応できる見込みとのこと。発売時期、価格もまだ未定ですが2000ドル前後になる見込みという話でした。

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やはりちょっと敷居が高いですね。Xperia Z2が4K動画撮影に対応するそうですが、それくらい手軽に4K撮影ができるようになるまでは、まだちょっと時間がかかりそう。やはりソニーさんから10万円前後でポータブルHDDくらいのサイズのモノが出てきてくれないかと、期待してしまいます。(私が勝手に期待しているだけで、具体的なソニーからの4Kレコーダーの開発などの話はありませんでした。)

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以上、当店のデジタル一眼“α7s”の展示レポートでした。夜の撮影が多い方とか向けなんですが手ぶれ補正機能を内蔵しないEマウントカメラなので、マウントアダプターを介してールドレンズをお使いになる方もISO感度高めで使うことで手ぶれ補正に頼らない、ぶれ防止カメラとして良いかもしれません。

静音シャッターも響く人には響くでしょうし、あと天体撮影をされる方にもこの暗所に強いセンサーは重宝されそう。

製品版が出荷されて、あちこちで使われはじめると口コミでジワジワといきそうですね。このカメラ。

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☆当店blog 14.5.16「ISO409600の超高感度"α7s"発表」 

☆当店blog 14.1.22「α7Rで撮る『三十槌の氷柱(みそつちのつらら)』」 
☆当店blog 13.12.3「デジタル一眼カメラ『α7』『α7R』比較研究」 
※α7本体を短期間だけですが使うことができました。当店店頭で比較のために使っていた写真作例を公開

☆当店blog 13.11.29「“α”レンズがお得に購入できる『αフォトライフサポート』」 

☆当店blog 13.11.19「α7シリーズ スペシャルカタログの話」 

☆当店blog 13.10.26「小澤忠恭氏の“α7”トークショーがYoutubeで公開」 
☆当店blog 13.10.20「映像作家・貫井氏が登壇 特別体験会2日目レポート」 
☆当店blog 13.10.19「New α 始動 特別体験会 イベントレポート」 

☆当店blog 13.10.18「新型“α7”シリーズ 商品コンセプトの話」 
※たまたま銀座ソニービルショールームで商品担当の方からお話を聞いたインタビューレポートです。必見です!

☆当店blog 13.10.17「α7R、α7 銀座ソニービルショールーム展示レポート」 
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iTaLiA

SONY αの初代α100が約1,000万画素、α700が約1,200万画素で、個人的な利用では引き延ばしても問題ない画素数ですね。

リポートに書かれてないことですが、α7シリーズで問題と感じるシャッターボタンを押したときのもっさりとしたラグは、α7sではいかがだったでしょうか?主観的なもので構わないので、わかるようなら教えていただけますか。


by iTaLiA (2014-05-25 20:12) 

Noir

> ホワイトバランスがカスタムセットの場合はサイレント撮影機能を入にしてもシャッター音が鳴る

うぉ、これはチェックし忘れた・・・
なぜ・・・カスタムセットの時だけ (^^;;
by Noir (2014-05-26 00:49) 

店員佐藤

♪iTaLiAさん、こんにちは。
α7Rは使っているんですが、α7はあまり使って
いないものでもっさり感とか特に感じていません。

α7sのサイレントシャッターだとさらにいつ
シャッターが切れているのかわからないので
ますますもっさり感が感じられないかも。
by 店員佐藤 (2014-05-27 20:03) 

店員佐藤

♪Noirさん、こんにちは。
私が聞いたところではすでに最終仕様のモデルに
なっているとのことでしたが、サイレント撮影は
最後に盛り込まれたとの話もされていました。

理由はわかりませんが、そんな最後の機能なので
まだ変更される余地があるのかも!?
by 店員佐藤 (2014-05-27 20:05) 

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