α77にUHS-I対応SDHCカードを使ってみよう!『SF-UX』店員の声:ソニーショップ★テックスタッフ:So-netブログ
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α77にUHS-I対応SDHCカードを使ってみよう!『SF-UX』店員の声 [┣ デジタル一眼“α”]

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ややこしい話が大嫌いな私なんですが、こういうメモリーカードの新規格が出てくるというのも苦手な話のひとつ。

次から次へと新しい規格のメモリーカードが登場して、これを理解するのがまた一苦労。。。って、それを購入しようとされるお客様はもっと大変だろうなぁ。。。と、そういうところに当店の存在意義があるんですよね。

ということでSDカードに登場した新しい規格の「UHS-I」に対応した新製品がソニーストアにて明日から出荷されます。その効果のほどを検証してみたいと思います。

 

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さて、メモリーカードの話なんですが、当店で説明しているのは今のところソニー製品で利用ができる最強カードはメモリースティックの「MS-HXB」というものになります、という案内をしています。

簡単に説明するとSDカードにはClass 4、Class10という二つの製品が用意されていて、Class 10の方が転送速度が速いことになっています。メモリースティックにもノーマルモデルと、HXモデルの2種類がありMS-HXの方が転送速度が速く、これをSDカードのClass 10と比べるとどうなのか?というのは以前実験をしたことがあるんですが。。。

☆当店blog 10.11.16「新型メモリーカードリーダー『MRW-F3』開梱レポート」  
☆当店blog 11.4.27「新型メモリースティック『MS-HXB』店員の声」 

ま、結果的にはMS-HXの方がPCへの取り込みや書き込みが速いということになりました。カメラで撮影する際にはAVCHD動画の撮影でも転送速度には問題はないので、記録する映像が途切れる心配などはないんですが、PCに取り込むときに差が出るわけです。

AVCHDの動画ファイルを32GBめいっぱい撮ってきたときとか、Class 10のSDカードに録画したら取り込みだけで30分以上かかりますからね。高速転送のできるメモリースティックMS-HXBならそれが15分かからないで取り込めます。

高速読み出し、データ転送最高50MB/sのMS-HXB良いですよ!という話をここ1年ほどしてきていたわけですが、ここに来てそれを大幅に超える規格が登場。それがUHS-Iになります。

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その最大データ転送速度は読み出しで94MB/sと、なんとMS-HXBの約2倍のスピード。これまたとんでもない規格になっています。

ただし、ここに書かれていますが「UHS-Iインターフェース」の場合となっています。そうなんです。このUHS-I規格対応のSDカードなんですが、普通にSDスロットで読み書きできるものの、高速転送をするためには読み書きを専用の対応インファーフェイスで行うことが必要になります。

調べてみるとデジタル一眼“α77”だけがこれに対応。NEX-7、“α65”などは非対応になっていて撮影時には現時点で“α77”だけがUHS-Iに対応した機器になります。

それと読み出しの場合ですが、これもPCがUHS-I対応のスロットでないと意味がなく、通常のSDカードスロットでは真価は発揮できないんだとか。

なるほど、出始めの規格ってこういうことがあるんですよね。でも、昨年秋からの大ヒットモデル、デジタル一眼“α77”が対応している以上、これは試してみなくてはいけませんね。

ということで。。。

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用意しました。対応するカメラ“α77”は元からあるものの、USB3.0規格、UHS-I対応のメモリーカードリーダー、そして第2世代SSDのクアッド搭載をしているVAIO最強SSD搭載のVAIO SAシリーズを。

今、ダルビッシュ投手の投球フォームを高速連写で撮影してすぐに写真編集をしてデータを送ってくれ、ソニー製品を使って! と、言われたらおそらくこれが最強の組み合わせになると思います。

では、早速UHS-I対応のSDカードを開梱して、いろいろ試してみましょう。

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まずは端子なんですが、写真一番右のものがUHS-I対応のカードです。メモリースティックでは端子を上下にわけて1列で2端子にするという技を使っていたりしましたが、UHS-Iカードではそういう端子の違いはなにもないようです。

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で、UHS-I対応のカメラとしてデジタル一眼“α77”を用意し、それと非対応カメラの代表としてNEX-7も用意しました。

書き込み速度に差がでるわけですが、それをどうやって検証するかというと。。。カメラを高速連写モードにして30秒間シャッターボタンを押し続けることをして、それで何枚写真が撮れるのかを数えてみました。

被写体は腕時計のストップウォッチで、数字を見ながら30秒間撮影し、撮影した写真に写っている時間を見てきっちり30秒以内に何枚撮影できたのかを比較します。(ちなみにEye-Fiカードも見えますが、これはちょっと別の意味でスゴイ数字が出てしまったので、これはまた別の機会に紹介します。今回は計測していません。)

“α77”の高速連写機能を使うとわかるんですが、秒12コマの超高速連写は撮影開始から約1秒くらいで止まります。バッファがいっぱいになってしまうみたいで、そこからあとはバッファに残ったデータをメモリーカードに書き終わると1枚追加撮影して、またバッファが空くのを待って撮影して、ということを繰り返します。30秒で何枚記録できたのかではなくて、30秒間シャッターを切って、その結果、何枚の写真データを記録したのかというのを測っています。

その結果がこちらです。 

  “α77”
 JPEG FINE
 “α77”
 JPEG+RAW
 NEX-7
 JPEG FINE
 NEX-7
 JPEG+RAW
 SDカード Class4 46枚 18枚 51枚 18枚
 SDカード Class10 50枚 20枚 60枚 21枚
 メモリースティック 47枚   
 メモリースティックHXB 64枚 26枚 64枚 26枚
 UHS-I対応 SDカード 64枚 34枚 64枚 26枚

はい、結果は以上です。(記載していませんが超高速連写ができているのはJPEGで14枚、JPEG+RAWで11枚です。書き込み速度による差は出ません。)

高速連写でたくさん撮りたいときにJPEG+RAWなんて撮影の仕方をするとはとても思えないんですが、カメラに負荷をかけたかったので、あえてこういう事をしています。(高速連写で枚数をたくさん撮りたいならJPEGだけで行くか、もしくはRAWだけで撮影すると思いますので。JPEG+RAWは1枚ずつ撮影するときに使うモードですよね。)

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最初に計測したのがUHS-I対応の“α77”での24Mサイズ、JPEG FINEでの撮影でした。撮影誤差の可能性もあるので何度か計測しているんですが、この連写枚数はまったく誤差がでず何回計測しても結果は同じなんです。

なので、私が自分で計測した限りは違いがでるのはRAWでの連写撮影の時だけ。

30秒間でのJPEG+RAWの撮影枚数がMS-HXBが26枚なのに、UHS-I対応のSDカードが34枚です。その差は8枚なんですが、考えてみると26枚、もしくは34枚のうち11枚は1秒間で撮影しているんです。バッファがいっぱいになっている状態からみるとHXBは29秒の間に15枚しか撮れていないのに、UHS-I対応カードでは29秒間に23枚の撮影をしているんです。 

そんなに長時間連写する必要があるくらいならAVCHDのビデオ撮影をした方が良い様な気がするんですが、書き込み速度の差は数値以上に意味があるかもしれません。

JPEGで撮影するとその差が出ないので、これはBIONZの処理が間に合っていないんでしょう。

 

“α77”だけはUHS-I対応になっている。より高速連写の撮影で有利なのではないか?と、思っていたんですが、差が出るのはこうしたRAW撮影の時だけということになります。RAWによる連続撮影をしないのであれば、メモリースティックHXBでもほぼ同じ性能で使えます。

 

続いては、PCへの取り込みの際の転送速度を試してみます。UHS-I対応のメモリーカードリーダーライターとして用意したのがこちらの製品です。

私が購入した時点では1,791円でした。いずれVAIOのメモリースロットも対応する様になるんでしょうけど、とりあえずはこれで対応します。

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55種類のメモリーカードを読み取れるというそのボディはこんなにコンパクト。60cmの専用USBケーブルも付属します。

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PCとの接続の際はPC側に搭載されている青いUSB3.0端子につなぐように注意します。USB2.0端子にも接続できますがその場合はUSB 2.0接続になり伝送速度が480Mbps、60MB/sに制限されるのでちょっと影響が出るかもしれません。

これを使って速度計測。転送速度のテスト用に291枚の写真を収めた1GBサイズのフォルダを作ってあるので、これをVAIOから転送したり、メモリーカードから転送したりして、その転送にかかった時間を測って速度を比較します。

手動ストップウオッチで私の見た目で計測しているため誤差もあると思いますが、目安にしていただければ幸いです。1GBの写真データ転送にかかった時間は下記の通りです。

  読み出し 書き出し
 UHS-I対応カード
 (対応スロット利用)
 15.7秒
 (63.8MB/s)
 36.8秒
 (27.1MB/s)
 UHS-I対応カード
 (VAIOの非対応スロット)
 53.3秒
 (18.8MB/s)
 68.3秒
 (14.6MB/s)
 メモリースティックHXB 24.4秒
 (41.0MB/s)
 63.2秒
 (15.8MB/s)
 SDカード Class10 59.8秒
 (16.7MB/s)
 112.3秒
 (8.9MB/s)
 SDカード Class4 64.6秒
 (15.5MB/s)
 129.2秒
 (7.7MB/s)

理論値の読み出し94MB/sというスピードは出せませんでしたが、それでもやっぱりメモリースティックHXよりも断然速いんですね。

VAIO SAのメモリースロットはメモリースティックHXには対応しているモノの、UHS-Iには対応をしていません。それでもClass 10と比べて書き出しでは倍くらいのスピードになっていたりします。

メモリーカードを利用するときに一番気になるのが撮影したカメラのデータを読み出すときの話になるわけで、そうするとこの63.8MB/sというスピードはしびれます。

表は1GBのデータサイズでテストしていますが、もしもこれが32GBのAVCHDの動画データだったら、SDカードでは30分以上かかるところが、UHS-Iカードなら8分ちょっとになるんです。モバイルシーンでは相当な差になりそう。

なお、“α77”のスロットがUHS-I対応になっているので“α77”とVAIOをUSB接続にして、それで読み込めばUHS-I対応スロットとして使えるかな? とかやってみたんですが、全然読み込みも書き込みも速くありませんでした。どこかにボトルネックがあるみたいです。

ということで、“α77”でRAWを使った高速連写なら効果があり、PCへの読み込みの際も専用のメモリースロットを用意すれば劇的に転送速度が速くなるUHS-I対応のSDカード。気になるのは価格差というのもあると思うので、一覧して比べてみると。。。 

  32GB 16GB
 UHS-I対応SDカード 16,800円 8,480円
 メモリースティック HXB 16,800円 9,180円
 SDカード Class 10 14,800円 7,480円

と、まぁ、そんなに高いモノでもなかったりするんです。おそらく、これからのSDカードはUHS-I対応にドンドン切り替わっていくんでしょうね。

 

以上、新規格のUHS-I対応SDカードの検証レポートでした。こういうの、本当に時間がかかるんですよ。今日は1日がかりで検証していました。でも、実際の効果がこれでわかったので、お客様にもお勧めしやすくなりました。

“α77”ユーザーさんで、連写撮影をする方、RAW撮影をする方は、是非ご検討ください。

明日、2月25日からソニーストアでは出荷になります。

 

DSC00001.jpg
★ソニーストア DSHC UHS-Iメモリーカード「SF-UX」のご案内はこちらから
 
※8GBモデルは書き込み速度が最高22MB/sに制限されるのでご注意ください。

DSC00002.jpg
★ソニーストア DSHC UHS-Iメモリーカード「SF-U4」のご案内はこちらから

 


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コメント 6

K

おじゃまします

α77だと動きのある被写体に強そうですから、こういうカードはありがたいですね^^。そういう意味でもXQDメモリーカードも気になります^^。
by K (2012-02-24 19:43) 

店員佐藤

♪Kさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

普段は連写することはないので、Eye-Fiを使うんですが
次にまたドクターイエローなり、サーキットに行くなりするときは
UHD-I対応カードの出番になるのは間違いありません。

ちなみにEye-Fiカードなんですが、これがclass 6なのにも
関わらず連写性能がすごく良いんですよ。(^^;)
なんとClass 10を大きく超える性能でびっくりしました。
これを入れてしまうとちょっと別の話になってしまうので
今回はあえて入れなかったんですが、別の機会にテストを
あらためてやってみたいと思います。
by 店員佐藤 (2012-02-24 20:09) 

とんすけ

いつも楽しく拝見させて頂いています。

今、SDカードの買い増しを考えてるんですが、
カメラの方がUHD-I規格に対応しているので、
このカードはいいかもと思っています。
しかしながら、PCにUSB3.0がないので
高速体験は不可能なのかなーと思いきや、
手持ちのソニー製メモリーカードリーダーのMRW-F3には
「高画質の動画や大容量の画像をストレスなく記録・転送可能。高速SDバスインターフェース(UHS-I)対応」
とうたってあるのですが、
USB2.0で使用した場合はどうなんでしょうか?

もし試せる環境がおありでしたら、
1度試して頂けると嬉しいものなのですが…。
よろしくお願いいたします。
by とんすけ (2012-02-25 00:40) 

BS21

α77を発売日に購入し、使っています。
ポートレート撮影で、JPEG+RAWで撮影し、「連続撮影枚数」を必要とするので、高速カードは欠かせません。
また、α77は、JPEG+RAWでJPEG、RAWのサイズを変えられないので、どうしても転送が遅いんですよね。
すでに、サンディスク/東芝のUHS-Iのカードを愛用しており、α77には、UHS-Iが必須としています。
by BS21 (2012-02-25 08:37) 

店員佐藤

♪とんすけさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

MRW-F3なんですが、これは見逃していました。
http://www.sony.jp/memorystick/products/MRW-F3/feature_1.html
確認したところ、確かにUHS-Iに対応しています。
MRW-F3は私の机の上に常備してありますし月曜日に
出勤したらすぐに試してみます。

おそらくはUSB 2.0なので480Mbps、60MB/sの転送速度
上限があるのでそれ以上のスピードにはならないと思いますが
それでもMS-HXBと比べて差がでるのかどうなのか興味が
あります。

ご質問ありがとうございます。結果が出ましたら、すぐに
別途blogレポートで報告いたします。
by 店員佐藤 (2012-02-25 23:33) 

店員佐藤

♪BS21さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

なるほど、ポートレート撮影などのシーンであれば高速連写の
必要はなくても連写記録時の高速記録は必須ですね。
勉強になりました。
by 店員佐藤 (2012-02-25 23:38) 

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